
2006年、12月。
ある男性1女性2の三人組のお客様にスタジオをご利用いただきました。
最初は管楽器(コルネットやフルートなど)を吹奏されるためのご利用のようでした。
そこで初めてドラムセットを間近に見たそうです。
そしてその中の一人の女性の「叩いてみたい!」の一言で、その管楽器集団はドラマー集団となったのでした。
最初3人で始まった“ドラム叩き”はやがて“世代と時空を超えて”10人を大きく超える大勢力に成長!
「DrumsVivace」とグループ名もきまり、月に一度、曜日を決めてみんなで集まり3つのスタジオを同時に押さえて課題曲に合わせて“ドラムを演奏”されるようになりました。
その後、熱心な数名のメンバーさんはうちの会員さんになられて個人練習にも通うほどでした。
もちろんstudioROXYでも初めて接するタイプのお客さんです。
しかし、いかにも「ドラムを楽しんでいる」と言う雰囲気とざっくばらんな皆さんのキャラのなせる技か、同じ時間帯に練習されている若い世代のバンドさんとも早々にうち解けて今では普通に話したりCDを買ったり
という仲にまでなりました。
世代やジャンル、スタンスを超えて音楽でつながるってこういう事なのかもしれないな。と最近感じているところでした。
あれから1年3ヶ月。
最初に“叩いてみたい”と声を挙げられた方が近く、都合により郷里の沖縄に帰られる事になりました。
しばしのお別れです。(寂しいなぁ)
今日はその人を含めた最後の練習日になりました。
この人がいなかったら今このグループは無いんだなぁ。などと色々この1年の間の出来事を思い出していました。

いつもより早くほころび始めたROXYの桜ですが、今回ばかりはちょっと間に合わなかったようです。
「音楽も音楽スタジオも一部の限られた人たちの空間ではない。ごくごく普通の人が普通に利用出来るスタジオでありたい」というのはstudioROXYの開店当時からのコンセプトの一つでもありました。
これからもDrumsVivaceさんのようなグループが気軽に通えるスタジオでありたいと思った出来事でした。
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- 2008/03/18(火) 15:39:00|
- ROXYの日記
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